機能化糖鎖のパイオニア

株式会社ネーテック



「基本物性」
再構成ヘパリンHCPSの特徴と機能

ヘパリンの抗凝固活性が抑制され、細胞増殖因子との結合力が増強されています。
J. Biochem 2000; 127:797-803





ヘパリン固有の抗凝固活性は抑制されています

  • 再構成ヘパリンHCPSでは凝固時間の著しい遅延は起こりません。


  • Native:抗凝固活性が残された天然ヘパリン
  • LMW:低分子化ヘパリン(ヘパリン分子を1/2以下に切断すると抗凝固活性が弱くなる)
  • HCPS:再構成ヘパリン




再構成されたHCPSは、天然のヘパリンよりも細胞成長因子との結合力が増強されています。

  • ヘパリン化された吸着材に結合している各種細胞成長因子の50%を脱離させるのに必要な
  • IIII濃度IC50を調べました。
  • HCPSは極めて低い濃度で各成長因子を脱離させることが示されました。



  •         VEGF: Vascular endothelial growth factor
  •         FGF: Fibroblast growth factor
  •         HGF: Hepatocyte growth factor




HCPSは血管内皮細胞の増殖を強く抑制します。

  • ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)を培養するとVEGFの存在下で管腔形成します。
  • ヘパリンはVEGFと結合してHUVECの管腔形成、すなわち血管新生を阻害します。
  • HCPSは極めて低い濃度でHUVECの管腔形成を阻害します。







LinkIcon血管新生阻害