増殖因子の包接
難治性の糖尿病ラットの外傷を治癒させました。
- 創傷治癒が困難な糖尿病マウスにモデル外傷を設け、線維芽細胞増殖因子 (FGF)を
- 包接させたKytoGelを被覆/光照射した。
- 包接体から徐放されたFGFは創傷部位の血管新生を誘導し治癒を促進させた。
- KytoGELは失活しやすい成長因子類の活性保存効果が高い。
- Biomaterials 2004;26:3277-3284.
- Wound Rep Reg 2005; 13: 390-397.
抗がん剤の包接
ラットのモデル腫瘍の成長を止めました。
- マウスの皮下に設けたB16メラノーマによるモデル腫瘍の近傍に、パクリタキセルを
- 包接させたKytoGelを注入/光照射した。
- 包接体は腫瘍組織の体積を増加させなかった。
- 包接体は腫瘍組織中の栄養血管の増加を抑制していた。
- 局所滞留DDSは全身に投与しないので、薬物投与量を減らし副作用を抑制する。
- Journal of Controlled Release 2005; 110: 390-397
KytoGELによる薬物包接は、包接した薬物の価値を高めます。