KytoGEL関連情報
2021-10-12
光照射装置について
- KytoGELの光重合に使用できる照射装置は種々のメーカーから市販されています。
- 特に、LED光源は波長が均一で、365及び385nmのものが用意されています。どちらの波長も使用できますが、事前に試されることをお勧めします。メーカーによっては、全ての波長を出力するストロボタイプのランプもあります。
- Googleで“紫外線照射装置”を検索すると簡単に候補機器が選別できます。例えば、(http://www.indexpro.co.jp/search/search-ctg.asp?dcode=340002)。
- 選別の基準は、KytoGELがハイドロゲル化に必要とする積算光量が短時間で得られる出力を有する機器であるということです。ハイドロゲル化に必要な積算光量は、約200mJ/cmです。ハイドロゲルの厚さによって、多くの照射光量が必要な場合もあります。単位面積あたりの積算光量は、 UV照射強度(照度)と時間(秒)の積となります。「UV照射強度」が10,000mW/cmの機器である場合、0.02秒で良いことになります。
- 一方、実際の照射は数センチから10センチメートル程度離れた場所からとなりますので、距離(R)の二乗に反比例して照度が減衰します。また、光源のUV光を誘導するライトガイドケーブルと末端で照射面積をコントロールするレンズユニットによっても光量は減衰します。
- 細いワーキングチャンネルを介して手術を行う内視鏡術では、Φ:2mm程度のUV透過率の高いファイバーが必要となります。
- 透過率が高い石英や液体によるファイバーに関しては、Googleによる“紫外線 石英ファイバー”の検索で多くのメーカーがヒットします。
- 光源との接続などは、光源やファイバーのメーカーにお問い合わせください。
- KytoGELは研究用試薬ですので臨床使用はできません。