レクチン法は抗体を用いた細胞分離法よりも赤芽球の分離・濃縮性能が高いことが解りました。
- これまで、汎用の細胞分離法として、抗体を固定した磁気マイクロビーズによるものが
- IIII使われていました。例えば、白血球に対する抗体を固定化した磁気ビーズで血液細胞を処理IIIIすると、白血球にビーズが結合して磁化されます。これを磁石で分離するのが、Magnetic-
- IIIIactivated cell sorting (MACS)法です。
- 赤芽球の分離には、抗CD71抗体を用いたMACS法を行います。
- CD71はトランスフェリンレセプターとして知られていて、赤芽球の他に活性化したT細胞、
- IIIIB細胞やマクロファージに発現しています。
- バーゼル大では、MACS法とレクチン法の比較をした論文を発表しています。
- レクチン法はMACS法の7倍以上の赤芽球回収率を示しました。
- J Histochem Cytochem 2005. vol.53(3) 329-330