胎児赤芽球の分離プロセス
- 胎盤から母体静脈に入る胎児細胞としてリンパ球や赤芽球などが知られていますが、これらIIIIの存在頻度は非常に低く、母体末梢血の有核球の頻度として10~10個に1個程度の割合
- IIIIであると考えられています。
- 1.095 g/mLの比重遠心分離法で母体末梢血から赤芽球を含む血球分画を濃縮します。
- 前処理として混入した白血球を抗CD45抗体を結合させたディッシュで、室温、30分間処理
- IIIIし、赤芽球をプレ濃縮します。
- プレ濃縮後の細胞懸濁液にガラクトース特異的なSBAレクチンを加え、ガラクトース
- IIII修飾されたG-コートチャンバースライドに播種し、室温で45分間静置します。
- チャンバースライドからチャンバーを外して遠心機で細胞が接着しているスライドを遠心
- IIIIし、圧着・固定・乾燥させます(赤芽球が濃縮されたスメア標本が完成)。
- 風乾後、スライド上の細胞を染色し形態的な赤芽球を検出します。
- 染色体やDNAの解析を行います。
母体末梢血から分離した赤芽球の検出
- 母体末梢血には、胎盤から混入した胎児赤芽球と母体由来の赤芽球が混在しています。
- IIII細胞としての性質は変わらないので、レクチン法ではすべての赤芽球を優先的に接着
- IIII分離します。
- 分離後の乾燥固定された細胞をメイグリュンワルド・ギムザ(MGG)染色し、細胞質が広く
- IIII濃い色調の濃縮された核を持つ赤芽球特有の形態を画像解析装置で自動検出します。当社の
- IIII評価では、Carl Zeiss社の顕微鏡に組み込まれているMetaSystems社のMetafer4を使用し
- IIIIました。
- 画像解析装置がピックアップした赤芽球候補から赤芽球を選別し、スライド上の位置を
- IIII確定します。
- 赤芽球として選別した形態を以下に示します。このような形態の赤芽球から胎児関連の
- IIII遺伝情報が得られます。
- 妊娠18週までの妊婦末梢血 10 mLから10~240個の赤芽球が検出できています。
市販の画像解析装置類を用いた胎児情報の検出プロセス
”レクチン法は解析可能な胎児DNAと染色体を提供します”